臨床検査技師の新たな活躍の場!スポーツ健診「EFA」の取り組みを紹介します

こんにちは、くまのこ検査技師塾です。
今回は、医療現場とはまた違った場所で検査技師が活躍できる!
「スポーツ健診」についてご紹介します。

スポーツ健診って何?
「スポーツ健診」と言われると、何を思い浮かべるでしょうか?
スポーツ健診(スポーツメディカルチェック)は、
アスリートや運動を楽しむ方が安全に競技・スポーツ活動を続けられるかどうかを評価するための健康診断です。
特に心機能の評価が重視されています。
激しい運動中には、心臓に非常に大きな負荷がかかります。
普段からスポーツを行う人は、激しい運動がきっかけで一般の方にはほとんど症状が出ない潜在的な心疾患を突然発症するケースがあるためです。
実際、スポーツ中の突然死の原因として、心筋症や冠動脈疾患など、さまざまな心疾患が考えられています1)。
スポーツ健診では、心臓超音波検査や頸動脈超音波検査を通じて、潜在的なリスクを評価可能です。
1)スポーツと循環器疾患 日大医誌 80 (2): 55–59 (2021)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/80/2/80_55/_pdf/-char/en
EFA「echo for athletes」の活動
EFAのコンセプトは「超音波医学を通じて健康なカラダを。」
ジュニアアスリートからスポーツ愛好者まで、幅広い層を対象に、健康的な身体で安心してスポーツや社会生活が送れるようサポートすることをミッションとしています。
循環器疾患の診断には、心電図・心エコー・CT・MRI・カテーテルと様々な検査がありますが、
中でも心エコーは
「体への負担がなく、動的にリアルタイムで繰り返し行える」
という大きな強みを持ちます。
EFAはこの特性を活かし、「未病」の段階から循環器疾患を拾い上げる「攻めの予防医療」を掲げています。
健診内容は、主に以下の2つの超音波検査です。
①心臓超音波検査(心エコー)
遺伝性の心筋疾患リスクの評価や、スポーツ活動に伴う潜在的な心臓リスクのスクリーニングを行います。
心臓の大きさ・壁の厚み・弁の状態・収縮機能など、心臓の形態と機能を総合的に評価できます。
突然死の原因にもなる心筋症の評価を得意とする検査であり、先天性疾患の早期発見にも有用です。
また、超音波は体に害がなく、繰り返し受けられる点も大きなメリットです。
②頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)
脳へつながる頸動脈の血管内の内腔や壁の状態を評価し、動脈硬化の早期発見や進行度を評価します。
※成人スポーツ愛好者が対象の検査です。
臨床検査技師としてスポーツに貢献する、という選択肢
今回、私たちくまのこ検査技師塾のメンバーが、EFAを通じて
J2リーグ所属のいわきFCの選手の皆さまを対象として心エコー検査を担当いたしました。

プロ選手のメディカルチェックを行う機会は、臨床検査技師としてもなかなか得られるものではありません。

検査を担当した技師に、スポーツ健診に取り組んだ感想をきいてみました。

今回、いわきFCの選手の皆様に心エコー検査を実施させていただきました。
トップアスリートは日頃から高い負荷でトレーニングや試合に臨んでおり、心臓にも一般の方とは異なる変化がみられることがあります。
定期的に心臓の状態を確認し、安全に競技を続けられる環境を整えることは非常に重要です。
今回のメディカルチェックを通じて、選手の皆様が安心して競技に集中できる環境づくりの一助となれたことを大変嬉しく思います。今後も、スポーツ現場における心臓スクリーニングを通じて、選手の健康と安全を支える取り組みに貢献していきたいです。
医療機関以外にも、臨床検査技師の活躍の場はまだまだ広がっています。
臨床検査技師の「未来のカタチ」の1つとして、
くまのこ検査技師塾は、今後もスポーツに関わる皆様の健康を守るべく尽力して参ります!



