6月にやっておきたい超音波検査士認定試験対策は?症例レポート提出前にここを再チェック!
こんにちは、臨床検査技師兼ライターのサユコです。
そろそろ健診シーズンに入って繁忙期を迎えているこの頃、いよいよ超音波検査士の症例レポート提出期間となりました!
今回は、この時期にやっておきたい超音波検査士認定試験対策をご紹介します。
受験生の方、準備も佳境と思われますが頑張って下さいね!
迷っている方はそろそろ決断!
今年度の申請書類提出期間は2024年6月1日(土)~2024年7月31日(水)です。
早いと、すでに提出が終わった方もいらっしゃるかもしれません。
絶賛追い込み中の方も、あと少し頑張ってください!
もしかしたら受験を迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
試験の申込期間は2024年7月12日(金)23:59までです。
迷っているうちに締め切りを過ぎた、なんていうことにはならないようにしましょう。
レポートを完成させる!
超音波検査士の提出書類と言えばレポートです。
各領域20症例、健診に限っては10症例+正常解剖のスケッチも描かなければなりません。
レポートの文言作成はまだいいとして、仕事の合間に手書きのスケッチをするのは本当に大変ですよね。間違いなく試験の第一関門でしょう。
(超音波専門医の先生にサインをもらう、という第二関門も待っていますが…)
早い方はもう済ませているかもしれませんが、ここで症例レポート提出前に絶対に再チェックしたいポイントをまとめてご紹介します!
以前の学会で「症例レポート作成のポイント」として講演があり、その内容から抜粋しています。
(当時の試験委員の先生は「本当は受験者全員に聞いてほしい!ぜひ他の受験者にも今日の話を伝えて下さい」と仰っていました)
絶対チェックしておきたい!提出前に再確認したいポイント
・レポート部分とスケッチの説明部分に誤字はないか(誤字1つにつき1点減点されることもある。積み重なると…)
・症例の個人情報はちゃんと削除されているか(塗りつぶしは✕)
・書類の不備、不正はないか
・スケッチ部分は鉛筆でOK、濃淡をつけて描く。説明書きの部分はなるべくボールペンで
・上手なスケッチに加点はないが、印象はいい。鉛筆で濃淡をつけて描く
・他の領域の人が見ても伝わる画像か
・診断に必要な特徴的な所見は書いてあるか(胆石なら、可動性があるストロングエコー、音響陰影を認める、など)
・適切な用語を使われているか、略語を使っていないか
・「診断名」が症状やエコー所見になっていないか(「胆管拡張)は診断名ではないですよね)
5年ほど前の情報ですが、大きく変わってはいないはずです。
先生にサインを貰いに行くその前に、もう一度見直しましょう!
その他、領域ごとに細かなお話がありました。
もし「気になる!」という方は「くまのこ検査技師塾」のオンラインサロン内でお伝えします!(くまのこ検査技師塾オンラインサロン)
当時お話して下さった先生によると、
・書類で落ちる人は少ない。(毎年いるにはいる)
・レポートを審査する先生は意地悪ではない
・「ちょっとこれは…」というレポートは、採点者から領域責任者に相談し、委員長の先生も交えての判断になる
とのことでした。
レポート提出が終わったら過去問に目を通す
無事にレポート提出をした方は、基礎を始めとした過去問に目を通しましょう。
臨床は普段の知識の延長と言えるものがほとんどですが、基礎は馴染みがないという方も多そうです。
本格的な勉強を始める前に「こんな内容が出るんだ」「ここはちょっと苦手かも」「ここは得意かも」を知っておくだけでも勉強の効率はアップします。
試験対策セミナーの予定を確認する
くまのこ検査技師塾でも、基礎をはじめとする対策セミナーが複数予定されています。
中には対面セミナーもあり!早めに予定を確認して申し込みすることをおすすめします。
まずはレポート提出です!
暑さが本格的になる前に無事にレポートを提出し、筆記試験対策にうつりましょう。
一児の母。
大学の検査技術学専攻を卒業した後、大学病院→個人クリニック→健診施設と勤務。
現在は検査技師かつ医療系ライターとして、フリーで働いています。
超音波検査士(健診領域)を取得したものの、まだまだ勉強中。