8月に行うべき超音波検査士認定試験対策!受験生は夏休みが天王山!?
こんにちは、臨床検査技師兼ライターのサユコです。
酷暑とも言える暑さが続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ受験生の皆さんが本腰を入れて試験対策をしているであろう「超音波検査士認定試験」の試験勉強。
今回は、8月~行うべき超音波氏検査士認定試験対策をご紹介します!
試験勉強を進める際の参考にしていただけますと幸いです。
参考書の内容を丁寧にインプット(最初で最後のチャンス?)
秋以降に演習の時間を多くとるべく、解剖や病態、用語などの細かい知識を丁寧に勉強しましょう。
8月~9月頃までに参考書を精読し、苦手な部分や理解が不十分なところは繰り返し確認します。
目安として、
- 各領域の診断基準(参考:日本超音波検査学会 用語・診断基準委員会)
- 各領域のガイドライン
を自分で説明出来るようになるくらいを目指しましょう!
勉強の仕方は1人1人に合った方法で行えばいいのですが、ノートまとめ派の方はまとめ作業に追われてインプットの時間が足りなくならないようにだけは気を付けましょう。
基礎と臨床を合わせると膨大な量を記憶・復習することになりますので…
また、苦手な部分や覚えにくいと感じる部分は「試験前になったらでいいや」と思わずに今から向き合うことをおすすめします。
普段の業務を行いながらの受験です、何が起きるかわかりません。
何事も余裕を持って進めましょう。
「画像から何を読み取らせたいか?」と考える癖をつける
私が受験したのは健診領域ですが、臨床の問題はとにかく画像問題が多かったです。
当時は半分以上画像を見て答えるような問題だった記憶があります。
典型的な問題もあれば、教科書的な画像ではなく、ぱっと見で「何これ?」と思うような問題までバラエティに富んでいました。
そして、画像で示された病態の所見に気付くだけでなく、その所見から考えられる疾患、予想される他の検査データ…
全てではありませんが、臨床の問題はエコー所見の先までの知識が求められると考えて準備しましょう。
参考書やガイドラインには、ほぼ典型的な画像しかのっていません。
もちろん典型例を勉強するのは必須事項ですが、それだけでは太刀打ちできないと感じました。
(確かに、実際の業務で検査を担当しても、綺麗な典型的な症例ばかりなんてあり得ないですよね。)
提示された画像から何を答えさせたいのか?どこに注目してほしいのか?
問題作成者の気持ちになって考えることが必要な問題が必ず混ざっています。
日常の超音波検査の際も、レポートを書くのに「ここを観察して、この所見を確認したのでこう考えた」という思考プロセスで画像を記録していることと思います。
読影の先生に「検査の際にこの所見に注目しました!」と伝わる画像を記録するように努力しますよね。
「この画像から何を伝えたいんだろう?」
「自分だったらこの画像で何を伝えたいんだろう?」
という視点で問題を解くことをお勧めします。
(本番は、受験生のほとんどが「…自信がない!」と思うような問題がごく少数混ざることがあるようですが、それは諦めて他で点数を取るべきです。)
ある病態の典型的な所見に気付くだけでなく、その所見から考えられる疾患、予想される他の検査データ…
全てではありませんが、臨床の問題はエコー所見の先までの知識が求められると考えて準備しましょう。
各種セミナーを有効活用する
これから試験が近づくにつれ、オンライン/対面の形式を問わず超音波検査士試験対策のセミナーが増えてきます。
苦手な部分の対策に特化したものや、オリジナル演習問題が用意されているものなど内容も色々です。
夏の間に勉強してみて「もうちょっと強化したい」「問題をたくさん解きたい」と思った分野があれば、情報公開されたものに早めに申し込むことをおすすめします!
(私自身も経験があるのですが、思っているよりも早く定員オーバーしてしまうんですよね…)
くまのこ臨床検査技師塾でも基礎・臨床それぞれで各種セミナーを開講予定です!
こちらのページから、ぜひ今後開催予定のセミナー一覧をチェックしてみて下さいね。
夏は超音波検査士認定試験受験生にとっても天王山!
この夏を制して試験本番も制しましょう!
一児の母。
大学の検査技術学専攻を卒業した後、大学病院→個人クリニック→健診施設と勤務。
現在は検査技師かつ医療系ライターとして、フリーで働いています。
超音波検査士(健診領域)を取得したものの、まだまだ勉強中!