焦らなくても大丈夫!臨床検査技師1年目の乗り切り方

こんにちは、臨床検査技師の医療ライター・サユコです。
新年度を迎えて早一週間あまり。
新卒で臨床検査技師の第一歩を踏み出した方もいらっしゃるでしょう。
一週間経ってどうでしょう。
職場の雰囲気に少し慣れてきましたか?まだ時間がかかりそうでしょうか?
まだ緊張感が抜けないと、心も体も疲れやすくなりますよね。
そこで今回は、臨床検査技師が入職1年目を乗り切るためのヒントをお伝えします。
不安にならなくても大丈夫!どんなベテランの先輩も通ってきた道です。
最初はできなくて当然。焦らず一歩ずつ!
「ミスをしたらどうしよう…患者さんに迷惑をかけたらどうしよう…」
「質問しても先輩に怒られるかも…でも、聞かないとわからない…」
安心してください。どんなに優秀な先輩技師も、最初は同じ気持ちだったはずです。
物がしまってある場所から検査の手順、結果の解釈など、覚えることはたくさんありますよね。無
理に「すぐに覚えなきゃ」と自分を追い込まず、「今はまだ分からないことが多くて当然」と思えば、気持ちが楽になります。仕事を覚えるペースには個人差があるものです。あなたのペースで着実に進んでいきましょう。
ただし、「そんなにすぐ覚えられるわけない」と開き直った態度をとってはいけません。覚える努力は怠らないようにします。
失敗は学びのチャンス!ポジティブに考える
もしミスをしてしまったら…
先輩や上司にすぐ報告しましょう。
もしかすると厳しい言葉で注意されるかもしれません。
落ち込むし、「何であんなことしたんだろう」と自分を責めるし、マイナスの感情を引きずってしまう…
ある程度は仕方のないことです。
でも、仕事を始めてから失敗したことがない人は、まず存在しないでしょう。
新人時代のミスは経験の一部。大切なのは、同じミスを繰り返さないことです。
もしミスをしたら、原因を振り返る習慣をつけます。
「どうすれば防げたか」「この失敗から何を学べるか」という視点を持てば、落ち込みすぎずに前向きになれます。
そして、ミスから学んだ経験は必ずあなたの財産になります。
「悩むのは今日まで!明日からまた頑張ろう!」
と期限を決めて落ち込んだら、切り替えて前を向いていきましょう。
4. 先輩とうまく付き合うコツ
指導してくれる先輩が忙しそうにしていると、なかなか声をかけにくいものです。
「質問して怒られたらどうしよう」と思って遠慮してしまうかも…
でも、分からないまま仕事をするほうがずっと危険です。検査の結果は患者さんの診断や治療に直結します。
分からないことがあれば、勇気を出して質問しましょう!
(実体験を振り返ると、怒るような先輩は滅多にいません。大丈夫です。)
ただし、質問の仕方にも工夫があります。「これはどうするんですか?」と丸投げするより、「この検体は溶血しているようですが、再採血が必要ですか?」など、自分の考えを添えると、先輩も答えやすくなりますよ。
そして、忙しそうな先輩には「今お時間ありますか?」と一言添えるだけで印象が変わります。メモを取る習慣もつけておくと、同じ質問を繰り返すことが減ります。
「先輩に相談する=仕事ができる人になる第一歩」と考えれば、質問するハードルも下がるでしょう。
5. 1年後の自分をイメージしてみよう
今は不安でも、半年後、1年後にはできることが確実に増えています。
最初は手が震えそうになるほど緊張した採血も、複雑だと思った検査機器の操作も、気がつけば無意識にできるようになっているでしょう。
日々の小さな成功を大切にして、自信をつけていきましょう。「今日はこの検査がスムーズにできた」「あの難しい患者さんの採血に成功した」—そんな小さな達成感を積み重ねて、来年は後輩を温かく迎えてあげてくださいね。
まとめ
不安を感じるのは、それだけ仕事に真剣に向き合っている証拠です。むしろ、「何も不安がない」という状態のほうが危険でしょう。
同期がいれば悩みを相談しましょう。先輩や上司にも遠慮せずに助けを求めてください。
最初の1年を乗り越えたら、仕事が楽しくなるはずです!
臨床検査技師としての一歩一歩を、心から応援しています。一緒に頑張っていきましょう。
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